12200系は昭和42年に登場した旧形式12000系の改良増備車で、44年
から51年まで中間車も含め166両が大量に製造され、近鉄特急の最大
勢力となっていました。この系列の12000系はサービス面を改良すること
で、特急利用者の回復を目指すとともに、利用者が少ないことを考慮し
て、短編成での運行も考慮した設計となりました。また、車内にスナック
コーナーを設置してたためスナックカーとも呼ばれていました。この短編成
化された12200系も令和3年には老朽化のため引退することとなりました。