山形新幹線のE3系電車は、それまでの初代山形新幹線の400系に代わって平成9年に登場しました。このE3系は以前の400系の車体と同様に一般の新幹線車両よりも一回り小形に作られており、収納式のステップが設けられています。東京-福島までの新幹線区間ではE2系「やまびこ」と併結して走行し17両編成で運転され、最高速度は275km/hの高速運転が可能です。福島で編成前部の7両を切り離し、「つばさ」は分離した17号車から11号車で在来線を山形方面を目指します。7両編成の「つばさ」には2基のシングルアームパンタグラフ(PS206)が装備されていますが、新幹線区間は2基とも使用しますが、在来線区間では写真のように2基のうち進行方向後ろ側の1基のみで走行します。このスリット写真のE3系は2000番台の編成で、平成20年12月から導入が始まりました。山形新幹線についても新幹線上ではなく在来線に入線した福島駅からひと駅目の笹木野駅付近で撮影しました。盛岡周辺とは異なり笹木野駅周辺は住宅地や工場が多く田園地帯がないので、踏切脇の空き地で撮影しましたが、列車までの撮影距離が充分取れないため、レンズをショートズームに取り替えて行いましたが、撮影場所の地盤や撮影距離が近いことから列車の通過による振動を受けてしまい、一部画像の揺れが出てしまいました。