平成29年5月1日にJR東日本が誇る豪華な周遊型臨時寝台列車「トランスイート四季島」の運行が開始されました。その一番列車をいつもの撮影場所で撮る予定でしたが、そのいつもの撮影場所には先月から工事用の機関車や貨車が長期間留置されていたため線路の反対側で撮影場所を探しました。線路の反対側は川口西公園があり、線路脇の道に沿って長いフェンスが延々と延びています。今回はそのフェンスの中にある柱の間の5センチも満たない狭い隙間から列車を撮影しています。当日は午後から雷雨ということで四季島は予定では11時40分頃に上野駅を出発するということで雨の心配はないと思っていたところ、列車を待機中に少し降り出したので慌てて折り畳み傘をカメラにかぶせていました。そのうち雨がやみ大体定刻どおり四季島がやって来ました。スリットカメラでの撮影の場合、普通は撮影中は通過列車を眺めることができるのですが、今回は高いフェンスが線路との間にあったので、通過列車をよく見ることができませんでした。しかし、現像したフィルムをスキャンしたところ指差し点呼する乗務員や展望車の乗客の姿がとてもよく写っていたので、先頭車の画像をすぐにSNSを通じてアップしたところ大きな反響がありました。天気も雲が多く強い太陽光線がなかったので落ち着いた綺麗な画像になったようです。そのなかでフジテレビの朝の人気番組である「とくダネ!」からSNSにアップした写真の使用依頼がありました。本当はこの画像のように1編成分のスリット写真の画像を使いたかったようですが、翌日の朝の番組のため時間な制約から先頭車の画像を使っていただくことになりました。翌朝に「とくダネ!」は番組の始まりから前日の四季島の一番列車のセレモニーを放送していました。番組の中で私の写真は撮影者の名前入りで3秒ほど映りました。ただ一般の方には普通の流し撮りの側面写真としか見えなかったと思います。平成29年5月1日11時53分頃、JR川口駅川口西公園脇の線路沿いで撮影 レンズ:TAMRON 35mm-70mm 絞り:F11 フィルム:コダックSUPER GOLD400 鉄道撮影用スリットカメラで撮影