ここではミニ新幹線の在来線区間で使われている車両をご紹介します。秋田新幹線と山形新幹線はミニ新幹線方式を採用しているため、在来線の区間を標準軌に改軌しています。秋田新幹線の在来線は田沢湖線で盛岡-大曲までです。大曲から秋田までは線路は続いていますが、秋田新幹線しかその先には行きません。同時にその区間は並行して走る狭軌の奥羽本線が大曲-秋田間の在来線となります。秋田新幹線の盛岡-大曲までの区間ではでは写真の701系5000番台で、山形新幹線の福島-新庄間でこれに似た701系5500番台という車両が使われています。盛岡駅や福島駅でこの在来線の広軌用車両に乗降するためには新幹線用ホームではなく既存の在来線のホームから乗降する必要があります。盛岡や福島から乗車すると次の駅との間に線路に新幹線と在来線の車両を合流させる地点が有り、反対方向のときはその地点で本来の新幹線用の車両と在来専用車両の到着ホームを振り分けています。写真の編成は大曲行きの４両編成ですが、通常は２両編成で運行されています。