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この写真では車輪下部が手前のレールでかぶっていますが、手前のレールには特急や新快速等の列車が通過します。JR西日本221系電車は、国鉄民営化直後にJR西日本により新規に設計製造された車両で、私鉄との競合が激しい東海道・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)や関西本線(大和路線) などに投入した車両です。開発については近畿車輛で行われ、製造は近畿車輛、川崎重工業、日立製作所で行われましたが、写真のB2編成は日立製作所で製造されました。221系は窓が大きく明るい車内など快適な居住性と高速走行性能 を実現し、大量増備と線区限定での集中投入が続けられ、新快速や大和路快速の主力車両となりました。221系は明るい車内を演出するため側面窓を従来車に比べ大幅に拡充し、外の景色がどの席からも見られるように座席1つに対して1枚の幅狭窓が連続で配置され、戸袋部にも窓が設けられています。この221系は1990年(第30回)の鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。普通鋼製、抵抗制御である旧型車両ではありあますが、首都圏の最近のJRの車両にはない軽快な感じがする姿の車両側面をお楽しみください。平成25年11月 京都山崎駅付近で撮影 221系下り普通電車B2編成 |