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山手線の205系は平成17年4月をもって全車引退しましたが、引退後の行き先については、仙石線ばかりでなく京葉線、埼京線、南武線、横浜線、武蔵野線など様々です。仙石線はそのなかで最も遠い転出先で、全て中間車が転用されています。仙石線は全て4両編成で、中間車を先頭車化したりトイレの設置、ドアの半自動化など耐寒工事も行われています。仙石線にはこれ以前は103系の4両編成が活躍していましたが、改造された205系3100番台はこれを全て置き換えるために導入されました。さて山手線のスリット写真の第24編成のなかで4号車から7号車までの4両が仙石線へ転用されています。このうち4号車(サハ205-48)と7号車(サハ205-47)については先頭車化工事が行われ、改造されたこの2両の先頭車が山手線の第28編成の中間電動車2両と組み合わせられてM11編成となりましたが、残りの電動車の5号車と6号車については先頭車化工事が行われた山手線の第22編成の4号車と7号車と組み合わされてM7編成として使われていました。このうちM11編成については被災を免れましたが、M7編成は石巻駅に停車中に津波のため冠水してしまったようです。その後、インターネットでは石巻駅構内に留置されたままの画像がいくつも見られましたが、最新の「JR電車編成表 2012冬」には掲載されているので、補修されることで廃車にはならなかったようです。なお、この編成の最後尾には西武新宿線のニューレッドアローの先頭車1両分がかぶってしまいました。西武線のほうが手前なので見かけの速度が早いため車体が縮まっています。 平成12年5月撮影 新大久保駅付近 内回り新宿方面行きを撮影 |