223系は、平成6年に登場したJR西日本の直流近郊形電車で、JR西日本が、221系の後継車両として平成5年から製造を開始した新快速を代表する車両です。スリット写真の223系は、JR西日本の網干総合車両所に配置されている223系2000番台のV52編成とV43編成連結です。網干総合車両所の223系は、京阪神の鉄道路線の大動脈であるJR京都線・JR神戸線を中心に、東は北陸本線の敦賀、湖西線の全線、西は山陽本線の上郡、赤穂線の播州赤穂までの広い範囲を、主に新快速電車・快速電車として走っています。 平成16年10月改正で、東海道線(米原〜大垣間)と草津線(草津〜柘植間)の運用が加わり、湖西線の運用も増えるとともに、平成18年10月改正からは、北陸線は敦賀まで運用範囲が広がりました。写真の編成は長浜発の姫路行きの新快速電車です。さて、JR西日本ではこの223系の後継となる「225系」電車が平成22年12月より投入されています。この新型車両「225系」の特徴は、過去の経験から乗客に対する衝撃を和らげる「クラッシャブルゾーン」(衝撃吸収構造)を採用していることです。平成25年11月、京都山崎駅付にて撮影