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| 22600系は、特急運用に既存の車両とともに広く運用するために登場した車両で、製造から40年近くが経過し老朽化の進んだ12200系の後継に当たり、製造から17年が経過した22000系電車を全面改良した車両です。愛称はAce(エース)と呼ばれています。平成22年年4月現在、4両編成2本と2両編成12本の計32両が在籍して、特急としては平成21年4月より営業運転を開始しました。また、平成21年度は22両を導入予定で、その後も12200系等の旧型特急車両との置き換えを進める予定とのことです。前頭形状は貫通形でありながら正面を緩やかな曲面とし、天面や側面にかけて大きく丸みを帯びた曲面で構成することにより、1つ前の世代の車両である22000系電車よりも更に流線形に近づいたデザインとしています。運転台前面と貫通扉には大型曲面ガラスを用い、貫通扉には幌を内側に格納できる左右開きのスライド式プラグドアを採用しています。車体への塗り分けはこれまでの近鉄特急のイメージを踏襲して、オレンジ地に客室側窓周りをブルー、正面窓周りをブラックの塗装とした他、T車・Tc車側面の一部に8本のブルーのラインとAceの意匠をプリントしています。なお、22600系は「全ての特急利用客に、快適な移動空間を等しく提供するという特急サービスの新たなスタンダードを確立した」という特徴から2010年の鉄道友の会によるローレル賞に選ばれております。 |