昭和60年3月、山手線には従来の103系の車輌に替わって経済性の高い回生ブレーキを装備した205系が登場し、昭和63年7月に山手線全車両の205系化を完了しました。その後、平成2年に山手線の混雑緩和策として6扉車が増備されることとなり、同年12月には全編成の10号車として6扉車を増結し11両編成となりました。この6扉車には屋根の上にアンテナロッドが取り付けられ、室内には文字放送受信用の液晶モニターが多数取り付けられてこの画像の右端にあるように終日文字放送が楽しめました。ただ始発から10時までは椅子が格納されていて乗客は座れませんでした。撮影した車輌は、山手線の52編成あるうち第5編成ですが、第1から第4編成(1次車)までは2枚窓で上下に開閉していたものが、第5編成以降(2次車)の窓からは下降式の一枚窓になっていて、これは第49編成(3次車)以降についても同様です。なお、山手線205系の編成は第1編成から第60編成までですが、途中第35編成から第42編成までは欠番となっています。これは増産途中で国鉄の民営化によりJRが発足したことで、他に205系を使用するJR西日本との番号の調整によるものとのことです。先頭車のスカートは当初はなかったのですが、平成8年から9年にかけて取り付けられました。さて、この205系も平成17年4月17日をもって全編成がJR東日本ご自慢の高性能電車E231系の車両に置き換えられることとなりました。平成12年6月撮影 新大久保-高田馬場間にて