りんかい線は開業当初は「臨海副都心線」と呼ばれましたが、のちに公募により「りんかい線」という愛称が付けられました。このりんかい線は東京臨海高速鉄道株式会社という東京都を主体に56の株主によって設立された第三セクターにより運営されている私鉄です。りんかい線は、平成8年3月に第一期区間(新木場~東京テレポート間)が開通しました。このりんかい線の第一期区間は国鉄時代に着工された京葉貨物線を旅客用に転用したものです。平成13年3月に第二期区間(東京テレポート~大崎)開通、平成14年12月に大崎まで全線開通しました。同時にりんかい線は大崎から埼京線と相互乗り入れすることにより臨海副都心と新宿や埼玉県方面まで首都圏とのアクセスの利便性が図られました。りんかい線は大崎、大井町、品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポート、国際展示場、東雲(しののめ)、新木場のたった8駅です。大井町駅ではJR京浜東北線と東急大井町線、天王洲アイル駅では東京モノレール、国際展示場駅ではゆりかもめ、新木場駅ではJR京葉線と地下鉄有楽町線に接続しています。東京臨海高速鉄道株式会社の所有する車輌はこの70-000形のみで、10両編成の車輌が8編成あります。この車輌は、JRの209系をベースに製作されたので、VVVF制御であることや列車側面が209系そっくりですが、車内の内装などは209系と異なります。平成17年7月、埼京線乗入れ区間である新大久保駅付近にて撮影