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3300形は、昭和43年から導入された通勤形電車で、1次車として3301~3316までの4連4本は、3200形と同様な仕様で登場しました。その後製造された3317以降3356までの2次車と呼ばれる車両は、3351と3352が当初より欠番となっています。この2次車は、製造当初は空気バネ台車でしたが、後に金属バネに取り替えられています。写真の編成は、いずれも2次車で、前4両が3325~3328の汽車会社製で金属バネ台車ですが、後ろの3349と3350はタイプの違う金属バネ台車をはいています。その後、冷房化工事も行われていますが、車内には首振り式の扇風機も設置されていて、昔の電車の面影を色濃く残しています。もちろん抵抗制御車で、乗車時に加速時の抵抗の切り替えによる速度の変わり方が座っていても結構強く感じられました。平成15年には、大久保~実籾間の踏切障害事故により損傷を受けた3229、3330の2両が廃車となり解体されています。その後3300形は写真の編成を含め順次廃車され、平成27年2月のさよなら運転を最後に営業運転を終了しました。平成19年11月、京成本線うすい-ユーカリが丘間にて撮影 |