東武鉄道300系/350系電車はかつての急行「りょうもう号」1800系の車輌を改造したものです。300系が6両固定2編成、350系が4両固定3編成で合計24両が作られました。写真の350系は、そのうちの第1編成351Fで、東武宇都宮発、浅草行きの「特急しもつけ282号」です。なお、「しもつけ」は、平成18年3月のダイヤ改正で急行から特急に格上げされています。それに伴い、側面種別表示は緑地に白文字から金色地に白文字と変更になりました。また、前面種別表示も緑色の「急行」から金色の「特急」へと変更になりました。350系は6両編成の1800系電車2本分を3分割して3本分を作りましたので大改造でした。モノクロでしかも撮影した側面は反対側ですが、懐かしの東武電車サイドビューのメニューにあるかつての1800系4両編成のスリット写真と見比べてください。平成24年4月撮影、東武動物公園-姫宮間にて撮影