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東武鉄道では昭和30年代に国鉄に対抗して日光・鬼怒川方面への行楽特急として、リクライニングシート、ジュークボックス付きのサロン室などを備えた豪華な車両のデラックスロマンスカー(DRC)を誕生させました。DRCは、昭和35年に登場した1720系と1700系更新車を含め6両固定9編成が作られました。このDRCの写真は、車体更新後の1700系の車両ですが、当初の1700系というのは1720系とは全く別の姿の車両で、当時新型の1720系を増備するためそれと同じ形の車体を新たに製造して乗せ替えたもので、当初は写真のとおり台車などは1700系のコイルバネ式台車をそのまま使っていました。平成の年代になり車齢が30年を超える車両も出てきたことから後継車が計画され、平成2年に100系(スペーシア)が登場し、DRCは平成3年にすべて現役を引退しました。昭和53年1月、姫宮付近にて撮影 |