関西に撮影場所を探しに行きました



 関西には2年ほど前に湖西線等で撮影地探しに行っておりますが、今回は近鉄奈良線、京阪本線、東海道線での撮影地探しに行ってきました。スリットカメラの撮影では初めていく場所は撮影できるか実際に確認に行くことが多いです。実際、過去に現場に行って撮影を断念したこともあるからです。
 近鉄奈良線は京都線と異なり生駒山地を通過するので大和西大寺を過ぎると平坦な土地でなくなりトンネルも多くなります。かけやまさんが以前に奈良線の先の阪神なんば線の淀川の堤防で撮影をされていますが、そこまで行かなくても奈良近辺で撮影できないか電車の運転席の後ろにかぶりついて探して見ました。
 その結果、大和西大寺から3つ目の駅である富雄駅の大阪寄りに狭い場所ですが撮影できそうな場所を探しました。この場所は富雄駅から大阪方面へは坂を上っていくような場所なのですが、途中で線路と線路脇の道が同じ高さになる場所があり柵もなく線路が良く見える場所なので行ってみました。

 ここにたどり着くまで傾斜地の新興住宅地の中の迷路のような道を歩いてたどり着きました。地図もなくカンだけを頼りに探しましたが、同じ道は再び通れないでしょう。ここより駅寄りは線路が道路より高くなり、ここから先は山の斜面だけが続くような場所で、この場所がちょうど線路と同じぐらいの高さなのです。ただ線路はあくまで上り坂で道路わきから線路まで距離がないので反対側の線路しか狙えません。写真の奥に見える橋を渡って向かう側へ行けば反対側が撮れるかもしれませんが、今回は確認していません。また道路わきのがけの上からの撮影なので車には注意しないといけませんが、10分ぐらいの間に車が2台ほど通りました。



  次に近鉄で丹波橋乗換えで京阪本線に行きました。この場所はかけやまさんが以前撮影に行っている場所で、橋本-樟葉間で橋本駅から10分もかからない場所です。ただ行ってわかったのは、線路に平行して高い築堤のうえを道路が走っているということで、背景が全て壁になっているのです。現場に着いたときには本降りの雨になり、雨にぬれ築堤も黒々としていました。ここは両方向撮れるのがいいです。また、このような場所なら車や人の心配もないので撮影に専念できます。当日は雨も本降りとなったので早々に引き上げました。

 平成2410月にここを再度訪れることいなるのですが、その時にはこの広い場所が京阪のニュータウンが計画されている土地で、その工事開始時期がひたひたと迫っていることなど夢にも思いませんでした。


 
 最後に京都駅から5駅目の山崎まで行きました。この辺りは鉄道写真のメッカでもありますが、沿線は高い柵が延々と続いています。山崎駅から島本駅方面に歩くと線路脇にサントリーウイスキーの蒸留所があり、見学コースもあるようです。 


 写真のサントリーの蒸留所を過ぎて更に10分ほど歩くと水無瀬川の橋に行き着きました。このあたりでは線路にかかる高い柵は途絶えています。線路も複々線で列車の密度も高いので撮り甲斐がありそうです。
 
 この時は水無瀬川の鉄橋あたりで撮れそうな気がしましたが、時間もなかったのであたりを確認のため回ることはできませんでした。



 この山崎駅近くには平行して阪急電車も走っているので、同様に撮れる所はないか探しましたが、撮れそうな場所は隣の長岡天神方向にかなり離れているので今回は断念しました。